コーヒーの実は「コーヒーチェリー」と呼ばれています。
私達が目にするコーヒーは、このチェリーの中に入った「種子」です。チェリーの果肉を取り除いて種子を取り出します。その種子はまだ私達がよく知っているコーヒーの形はしていません。精選処理をして、ようやく普段目にするコーヒー豆の形になります。
しかし、まだ焙煎していないので珈琲色にはなっていません。
このチェリーは、最初緑色で小さいのですが、それが熟すに従って大きく赤くなり、約1.5cm程の大きさになります。種類によってはそれ以上にも。日本にはこのままの状態で輸入されることはありませんから、このチェリー自体を食べたことのない人が多いはずです。
甘くて美味しく、収穫の手伝いをする子供達が食べたりします。種子を取った後の果肉を、肥料にする生産者もいます。 |